言語聴覚士として20年間、子どもから高齢者までの「ことばにならない想い」を聴いてきた筆者が、独立後に立ち上げた『親子サロンホアラ』を通じて、親子・高齢者・支援者の方々に寄り添う活動を紹介します。
まなゆいの対話法を取り入れた新しい支援スタイルや、支援者同士の学び合い・つながりを広げる取り組みについても解説。
ことばの専門家として歩んだ20年
私は言語聴覚士として約20年間、
お子さんの発達に悩むお母さん、
まだことばを話せない子どもたち、
聞こえに困っている高齢者の方々など、
「ことばにならない想い」を聴きながら、ことばや聞こえのサポートを行ってきました。
言語聴覚士の仕事は、
「ことば・聞こえ・コミュニケーションを支援すること」。
しかし、それと同じくらい大切なのは、
「ことばにならない想いを聴くこと」だと感じています。

誰もが「聴いてもらいたい」と願っている
赤ちゃんからお年寄りまで、
誰もが「大切に聴いてもらいたい」という想いを持っています。
たとえ、それがことばにならなくても――。
その想いに応えたい。
お一人お一人と丁寧に向き合いたいという気持ちから、
10年前に独立し、『親子サロンホアラ』を立ち上げました。

フリーの言語聴覚士としての活動
現在はフリーランスとして、
自宅サロンのほか、子育て支援の場やクリニックでの相談業務を行っています。
親子・高齢者・支援者の方々の声に耳を傾け、
必要な助言やサポートを通して、
「その人がその人らしく過ごせる」お手伝いを続けています。

まなゆいメソッドとの出会い
言語聴覚士としての専門性に加え、
「まなゆい」という対話メソッドを取り入れています。
これは、相手の想いをそのまま受けとめ、
その人の内側から力が湧いてくるように導く方法です。
より深く寄り添い、心の声を聴くカウンセリングを通して、
“安心して話せる時間”を大切にしています。

支援者として、そして伴走者として
これからも、親子さんや高齢者の方のサポートを続けながら、
数少ないフリーの言語聴覚士として、
「聴き方」や「寄り添い方」を伝えていきたいと考えています。
支援者同士が学び合い、つながり合うことで、
誰もが安心して過ごせる居場所が全国に増えていく。
そんな未来を願って、活動を続けています。
関連リンク
FAQ(よくある質問)
Q1. 言語聴覚士とはどんな仕事ですか?
A. ことばや聞こえ、コミュニケーションの困りごとを専門的にサポートする国家資格の専門職です。発達やリハビリの現場で、子どもから高齢者まで幅広く関わります。
Q2. 親子サロンホアラではどんなことができますか?
A. 発達相談、ことばの支援、親子でのコミュニケーションサポート、まなゆいを使ったカウンセリングなどを行っています。
Q3. 「まなゆいメソッド」とは何ですか?
A. 自分や相手の心の声を大切に聴き、受けとめることで、内側から力を引き出す対話法です。聴く力・寄り添う力を育てることができます。
さおりさんのまなゆい講座は、こちらから
Q4. 支援者のための講座は誰が対象ですか?
A. 保育士、看護師、カウンセラー、教師など、人を支援する立場の方が対象です。聴く力を磨き、より温かく相手に寄り添うための実践講座です。
まとめ
ことばは単なる音や文字ではなく、「想いをつなぐ架け橋」です。
その橋を一緒に渡る伴走者として、
一人ひとりの“声にならない声”に耳を傾け、
その人らしい人生を支えるお手伝いをしていきたいと思います。
さおりさんも、ここで起業を学んで活躍できるようになりました。
