資格を活かす起業

ヒーリングの技術はあるのに収入にならないとき、どこから手をつけるか

資格を活かす起業

ヒーリングの技術を身につける方は、年々増えています。

ストレスの多い時代ですから、必要とされていることは間違いありません。

ところが、技術を身につけた方の多くが、それを収入にできていません。

資格は取った。練習も重ねた。
それでも生活できるほどにはならず、パートを続けている。

そういう方に、これまで何人もお会いしてきました。

そして分かったことがあります。

つまずく場所は、だいたい決まっています。
4か所です。
 しかも、直す順番も決まっています。

この記事では、その4か所と順番を整理します。

自分がどこで止まっているかが分かれば、次にやることが決まります。

なぜ、技術があっても収入にならないのか

理由は単純です。

技術を身につけることと、それを仕事にすることは、別の作業だからです。

考えてみてください。

ヒーリングの先生は、技術を教える専門家です。
値段の決め方や、お客様の集め方を教える方ではありません。

つまり、誰も教えてくれないまま独立しているのが実情です。

しかも、雇われて働こうとすると、時給は決して高くありません。

独立すれば単価は自由に決められますが、今度は集客と経営が必要になります。

技術だけでは、どちらの道も苦しくなります。

ただ、これは能力の問題ではありません。
別の分野なので、別に学べば身につきます。

つまずくのは、だいたいこの4か所です

これまでご相談を受けてきて、止まっている場所はほぼこの4つに分かれます。

自分がどれに当てはまるか、読みながら確認してみてください。

① 値段が決められない

「レイキヒーリング 料金 相場」で検索して、出てきた数字より少し安く設定する。
多くの方が、この順番で料金を決めています。

ところが相場どおりに決めると、こうなります。

単価 月30万円に必要な人数
1回3,000円 100人
1回6,000円 50人

1日3〜4人を休みなく。現実的ではありません。

技術が上がっても生活できないのは、最初の値付けで上限が決まっているからです。

料金の決め方はレイキヒーリングの料金を決めるとき、相場をどこまで参考にしていいのかで詳しく説明しています。

② 売るものが「1回のセッション」しかない

1回のセッションだけを売り続けているかぎり、単価には天井があります。
かといって「3ヶ月コースを作りましょう」と言われても、中身に何を入れればいいのか分からない。

ここで多くの方が、60分のセッションを12回束ねてしまいます。
それは継続コースではなく、回数券です。

必要なのは、お客様が変わるまでの道のりを設計することです。

商品の組み立て方は単発のセッションから抜け出すとき、どんな商品を作ればいいのかにまとめました。

③ 無料と知人から抜けられない

「今は無料でやっています」
「お客様は、まだ知り合いだけです」
この状態が何年も続いている方は、少なくありません。

無料で告知すると人は来てくださいます。
ただ、来てくださるのは無料だから来た方です。

そして「提案すると押し売りになる気がして」と、言い出せないまま時間が過ぎます。

抜け出す順番は無料のヒーリングから有料に切り替えるとき、何をすればいいのかで説明しています。

④ 知らない人に出会えない

商品も値段も決まった。
でも、来てくださるのは相変わらず知り合いだけ。

形のないサービスは、直接お会いできる場が特に効きます。

マルシェやイベントは、その数少ない機会です。
ただし、その日に売ろうとすると失敗します。

対面の場の使い方はマルシェに出店しても誰も立ち止まってくれないとき、何を変えればいいのかにまとめました。

どこから手をつけるか

4つ全部を同時にやろうとすると、どれも中途半端になります。

今の状態によって、始める場所が違います。

今の状態 最初に手をつけるところ
まだ一度も有料で提供していない ③ 無料から抜ける。金額は1,000円でも構いません
有料で売れているが、単価が低い ① 値段 → ② 商品 の順
商品も値段もあるが、人が来ない ④ 出会う場
知人には売れるが、その先が続かない ② 商品 → ④ 出会う場

いちばん多い間違いは、まだ一人も有料で売っていないのに集客から始めることです。

売るものが定まっていない状態で人を集めても、来た方をお迎えできません。

順番を飛ばすと、労力のわりに何も残らないことになります。

4か所のうち、①②③は根が1つです。

値段が決められない。売るものが1回のセッションしかない。無料と知人から抜けられない。

別々の問題に見えますが、原因は同じところにあります。
「何を、いくらで、誰に売るのか」が決まっていないことです。

そこを3ヶ月で決め切って、最初のお客様に売るところまで伴走するコースがあります。

決め切る3ヶ月|商品と価格を決める個別コンサルティング

まずは無料の個別相談から。売り込みの場ではありません。

集客でつまずく、3つのワナ

④に取り組むとき、多くの方がはまる落とし穴があります。

ワナ1|同業者の多さを見ていない

ヒーリングやセラピーの資格を持つ方は、想像よりずっと多くいらっしゃいます。

「レイキヒーリングやっています」と発信しても、同じことを書いている方が大勢います。
その中から選ばれる理由がないと、埋もれます。

ワナ2|自分から見た発信になっている

書きたいことを書いてしまう。 新しい資格を取ったこと。セッションの様子。今日の気づき。

読む側からすると、それが自分に関係あるかどうか分かりません。

伝えるべきなのは、その方がどう変われるかです。

ワナ3|自分の特徴ばかり伝えている

「〇〇の資格を持っています」
「△△の手法を使っています」
技術の名前を並べても、お客様には判断できません。

「この痛みは楽になりますか」と聞いている方に、「レイキヒーリングとはですね」と説明を始めると、その時点で「じゃあ、もういいです」になります。

先に伝えるのは、受けたその方がどうなるか。
技術の名前は、いちばん最後で構いません。

やらなくていいこと

相談を受けていると、「やらなければ」と思い込んでいることが多いと感じます。

そのうち、やらなくていいものを挙げます。

場所を借りる

サロンを構えないと始められない、ということはありません。

固定費、つまり、何もしなくても出ていく金額は、できるだけ小さくしてください。

自宅の一室、レンタルスペース、出張、オンライン。
最初は小さく始めて、お客様が増えてから考えれば十分です。

毎月の家賃があると、お金のためにムリなセールスをしたり、安売り競争をしたり、、、厳しい状態に追い込まれやすいです。

SNSを全部やる

Instagram、X、ブログ、YouTube、LINE。 全部やろうとして、どれも続かない方がほとんどです。

1つに絞ってください。

続いている方を見ていると、毎日投稿している方ばかりではありません。
むしろ、お客様とのやりとりを記録として書いている方のほうが、長く続いています。

資格をもっと取る

「もう少し学んでから」と考えているうちは、いつまでも始まりません。

資格を増やしても、お金をいただく不安は消えません。
基準が自分の中にしかないからです。

コンサルを受けた方が、しみじみとおっしゃっていました。
「資格を持っているだけでは、本当に何にもならないと思った」

今持っているスキルで稼げないなら、資格が一つ二つ増えたところで、何も変わりません。

あなたに足らないのは、資格ではないからです。

安定して続けるために

一度売れることと、続くことは違います。
続いている方に共通しているのは、この2つです。

一人ひとりに合わせている

決まったメニューをそのまま提供するのではなく、その方の状態に合わせて変えています。

同じ内容でも「あなたのために考えました」と伝わると、比べられなくなります。

比べられなければ、価格競争にもなりません。

売ったあとも関わっている

終わったら終わり、にしていません。

3ヶ月なら3ヶ月、関わり続ける。
その中で信頼が生まれ、次につながります。

紹介が生まれるのは、この関わりの部分からです。

技術がすごいから紹介されるのではありません。
「あの人に相談してよかった」と思われたときに、紹介が起こります。

よくある質問

雇われるのと独立するのは、どちらがいいですか

サロンなどに雇われる場合、時給はそれほど高くありません。
独立すれば単価は自分で決められますが、集客と経営が必要になります。
まずは雇われながら、少しずつ自分のお客様を持つ形から始める方も多くいらっしゃいます。

技術にまだ自信がありません

自信は、お客様に受けていただき、お金をいただくことでしかつきません。
練習を重ねても「まだ足りない」と感じ続けます。
金額を抑えてでも、実際に提供してみてください。

4つのうち、どれが一番大事ですか

状態によって違います。
まだ一人も有料で提供していないなら③、売れているが単価が低いなら①と②、人が来ないなら④です。
全部を同時にやろうとしないでください。

SNSをやっていないと無理ですか

必須ではありません。
ただし、知り合い以外の方に出会う経路は何かしら必要です。
SNSでも、対面のイベントでも、紹介でも構いません。
1つ決めて続けてください。

どのくらいで収入になりますか

その方の状況によって大きく違うので、期間はお約束できません。
ただ、順番を飛ばすと遠回りになることは確かです。
まず一人に有料で提供するところから始めてください。

まとめ

ヒーリングの技術があるのに収入にならないとき、確認するところはここです。

  • 技術と商売は別の分野です。
    別の分野なので、別に学べば身につきます
  • つまずくのは4か所。
    ①値段が決められない ②売るものが1回のセッションしかない ③無料と知人から抜けられない ④知らない人に出会えない
  • 全部を同時にやらないでください。
    まだ有料で売っていないなら③から。単価が低いなら①→②。人が来ないなら④です
  • 技術の名前を前に出さないでください。
    お客様が知りたいのは、自分がどうなるかです
  • 場所を借りない、SNSを全部やらない、資格を増やさない。
    やらなくていいことに時間を使わないでください
  • 売ったあとも関わってください。
    紹介が生まれるのは、そこからです

自分がどこで止まっているかが分かれば、次にやることは決まります。

4か所のうち、いま自分はどれなのか?

そこだけ決めて、1つずつ進めてください。

つまずいている場所 読む記事
① 値段が決められない 料金を決めるとき、相場をどこまで参考にしていいのか
② 売るものが1回のセッションしかない 単発から抜け出すとき、どんな商品を作ればいいのか
③ 無料と知人から抜けられない 無料から有料に切り替えるとき、何をすればいいのか
④ 知らない人に出会えない マルシェで誰も立ち止まってくれないとき、何を変えればいいのか

 

4本読んで、一人で進める。それでも構いません。

上の記事は、どれも一人で進められるように書きました。
順番どおりに読んでいただければ、やることは分かります。

ただ、読んで分かることと、自分の場合に当てはめて決めることは、別の作業です。
値段も、商品の中身も、机に向かって一人で決まるものではありません。

そこを一緒に決める3ヶ月のコースもあります。

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