会社員起業

優秀な会社員が「ひとり起業」でうまくいかないたった一つの原因(私が解決した方法も解説)

会社員起業

私はサラリーマン生活を30年続けました

数社をヘッドハンティングで渡り歩き
年収も上位数%と言われるレベルで恵まれていたと思います。

自分で言うのはおかしいですが、
一般的には「エリート」とか「デキる会社員」の部類でした。
(気分を害した方、すみません…)

50歳を過ぎて起業

中小企業向けのコンサルなら直ぐに出来ると思ったのですが
ひとりでの起業は、そう簡単なものではなく大失敗!

何とかしようと、ひとり起業で成功している人たちと知り合いになりました。

しかし、どう見ても、実際に話をしてみても
私よりも優秀だとは思えないのです。

同じ仕事をしたら、確実に私の方が仕事ができると
100%自信を持って言い切れるのです。

しかし!

私なんて足元に及ばない
実際に、桁違いに稼いでいるのです。
なぜなのか、さっぱり分かりませんでした。

その後、沢山学び、悩みながら試行錯誤を続け
3年間かけてようやく暗闇から脱して
会社員時代のレベルに戻ることが出来ました。

いや、生活の質では
時間の自由が手に入ったので何倍も幸せになれました。

(時間の自由とは、好きな働き方という意味です)

組織から離れて自由に生きたいと思っているサラリーマンは多いはずです。
そのような方には、好きで楽しいことでする「ひとり起業」をお勧めしています。

もし、あなたが資金調達し、優秀な人材を揃えて、株式公開を目指して派手に起業するならば、これ以上読む必要はありません。ここまでありがとうございました。

 

いつかは起業して自由な生活を手に入れたい会社員の方のために、伝えなければいけないと思ったのが、この「優秀な会社員ほどひとり起業がうまくいかない理由」です。

最後までしっかりと読んでひとり起業を成功させて、自由で幸せな暮らしをつかみ取ってください。

私のリアルな実体験のお話です!

会社員から起業する人に読んで頂きたいです

 

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1.優秀な会社員がひとり起業でうまくいかないたった一つの原因

一流企業で社内で認められている人ほど、給料も待遇も良いため、会社を辞めて起業をしようとは思いません。我慢しても、会社に居るメリットがはるかに大きいからです。

それでも中には、会社でうまくやれているから「ひとりで起業しても成功するはずだ!」と考えて、会社を辞めて起業を目指す人もいると思います。

もしくは、自由で幸せな生活を求めて、しがらみの多い会社を辞めて、起業したい人も沢山いると思います。

結論を言います!

優秀な会社員がひとり起業でうまくいかないたった一つの原因
お客様の気持ちを理解しないこと

真理を追究すると簡単なところに行きつきます。簡単すぎてすみません…

「私はマーケティング責任者で市場ニーズを常にウォッチしている!」
「顧客満足度を常に気にして営業している!」
「いつもペルソナのことを考えている!」

などなど、反論の声が聞こえそうです。

 

しかし、私も最初は同じでした。

神戸大学MBAコースではマーケティング学会で有名な大先生にマーケティングを徹底的に教え込んでいただき修士論文も書きました。
アシックスでは、若いうちに野球事業のマーケティング責任者もやりましたし、全社戦略も作成させて頂きました。

私も市場とお客様の理解が大切だと、頭では分かっていました。

しかし、ひとりで起業をしてみると

売れない

お客様を理解できていないという現実を突きつけられたのでした。

 

 

2.お客様の気持ちを理解できない原因

組織で働くサラリーマンが、お客様の気持ちを理解できない理由を説明します。これは、一流企業になればなるほど問題は深刻化します。

一流企業にお勤めの方で「いつかは起業したい」という方は真剣に考えて頂きたいことです。

優秀な会社員ほどお客様の気持ちを理解出来ない理由
1.一流企業は市場を作る
2.組織の上に立つ人は説得する
3.客を自分より下に見る

またまたたくさんの異論反論が聞こえてきそうですが、、、もう少し我慢して、私の説明を最後までお読みください。

1.一流企業は市場を作る

企業規模が大きければ大きいほど、独自の市場を作り出そうとします。
「ブルーオーシャン戦略」のように、他社にはない製品を発表し、新しい市場を作り上げて、売上と利益を確保しようとします。

この発想のままで一人で起業するとどうなるか?

「誰も考えたことのない素晴らしい商品だ!」
「世の中にはない発想だ!」
「この真実に気付いたのは私だけ!」

このような素晴らしい考えで起業すると、稀に成功するかも知れませんが、成功の可能性は限りなくゼロに近いです。

もし、あなたに「人モノ金」が十分にあれば
「世の中にはないものを創造し、普及活動を行いながら、市場を作っていく」ということも可能です。

 

ただし、ここで説明しているのは「ひとり起業」です。

「人モノ金」がないひとり起業では、売上が何年も上がらないまま、市場認知されるまで行動を続ける必要があります。売上が何年も上がらなくても平気な人しか出来ない考え方なのです。

 

つまり、長年一流企業で活躍されている人ほど、「新しい市場を作る」発想がしみついているために、ひとり起業で失敗するのです。

ひとり起業では、お客様の悩みや理想を理解しなければいけませんが、「ブルーオーシャン」流の考え方は、あなたの発想にお客様を合わせることになるから、うまくいかないのです。

 

2.組織の上に立つ人は説得する

会社の中で優秀な人は出世します。
激しい出世競争に勝ち残って、課長、部長、事業部長と昇進していきます。

このような優秀な人ほど落ちる落とし穴があります。

それは「人を説得してしまうこと」です。

社内では、会議でプレゼンテーションを行い、業務でも日常的に関係者に説明をしています。つまり、説得する能力で組織を動かしています。この習慣により「人を説得する癖」がついてしまうのです。

ここが肝心です!
なぜ社内では説得能力が認められるのに、ひとり起業では説得することが悪いのか?

社内で良い理由は、目標が一致しているからです。

上司のあなたが部下や関係者を説得することにより、一致団結して行動することで、組織としての結果が得られるからです。同じ船に乗っていることをみんなが理解しているので、説得して、組織の力を合わせることは、とても良いことなのです。

 

逆に、なぜ、ひとり起業では説得力が「悪」なのか?

それは、お客様はあなたと求めているものが違うからです。

起業して、説得上手のあなたがお客様を上手に説得するとします。
論理的に完璧なので、お客様は反論できませんが、心のどこかにひっかかり、直感的に「買わない」という結論を下します。

あなたと「同じ船に乗っていない」お客様は、あなたに説得されて行動させられることに恐怖を感じます。だから売れない、つまり起業に失敗するのです。

 

3.客を自分より下に見る

「客を下に見る習慣ができているんですよ!」などと言うと

誤解されそうですね。

「私は、そんなことはない!」とまたまた怒られそうですが、一流企業に長年居る人ほど、知らず知らずのうちに、この意識がしみついています。

誰もが知っている有名企業だったり、憧れのブランドだったり、年収ランキングの常連だったりすると、日常的に羨ましがられる対象になっているので、無意識に「私は普通の人より上」と思ってしまいます。

極端な例かも知れませんが
「商品を売ってあげる」
「商品の良さが理解できない客がいる」
「無知な客が多い」
という言葉を、社内で聞かれないでしょうか?

悪意はないにしても、一流企業の上層に行けば行くほど、世間の感覚からずれる可能性が高くなります。

ひとり起業では、目の前のお客様一人ひとりの気持ちを深く考えなければ、商売として成り立ちません。
心の奥底に少しでもお客様を下に見る気持ちが残っていると、全く売ることが出来ません。

 

 

3.直ぐにできる解決方法

私自身の経験と起業を教えている中で考えた方法をお伝えします。

優秀な会社員がひとり起業でうまくいかないたった一つの原因
お客様の気持ちを理解しないこと

 

お客様の理解については色々とあり、心理学的なアプローチやビジネス書、自己啓発書などたくさんあります。

私がおすすめする超簡単で直ぐに解決できる方法は↓

お客様の気持ちを理解する方法は、家族の気持ちを理解すること

家族が居ない場合には、一番身近な人の気持ちを理解することから始めてください。

結婚している男性であれば奥さまです。
あなたは、奥様の気持ちをどれくらい理解しているでしょうか?

 

相手の気持ちを理解して、言葉で表現したり行動してみてください。

なぜ、この方法を勧めるのかと言うと、反応が一番わかりやすいからです。

会社では人間関係がありますし、お客様は本音を言いませんから、あなたが相手を理解できているかどうかを試すには、奥様や家族が一番良いのです。

ぜひ、身近な人から試してください。

もしあなたが「会社人間」だったら、あなたの変化に驚き、何かを伝えてくれるはずです。
そして、その反応に「俺って、そんなに家族を理解していなかったのか!」と驚愕するはずです。

私は会社人間だったので、ちょっとだけ嫁のことを考えて行動したら、あまりの反応に驚きました。

まあ、今でも十分に理解できていませんが、努力するだけで評価されます(笑)

 

 

まとめ)会社で優秀なら起業してもうまくいきます!

会社員からひとり起業を目指そうとする方は、真の「お客様の理解」ということさえ理解できれば、必ず成功するはずです。

企業の中で厳しい競争に勝ち残れる能力があるのですから、普通の人以上に、起業してもうまくいくはずです。

しかし、私が知る限りでは、会社で優秀だった人ほどひとり起業で成功しません。
何十年間も、お客様を理解せずにやってきたマインドは、急に変わらないからだと思います。

 

エリートほど、自分の言いたい事、やりたい事をやっているだけで、お客様が何を求めているかについて、配慮が不足しているからです。

でも、大丈夫です!

一番身近にいる人を理解する訓練から始めましょう!そして忌憚のないフィードバックをもらって落ち込んでみましょう(笑)

 

会社で優秀なあなたなら、直ぐに本質を掴むはずです。そうすれば「楽しく簡単なひとり起業」にも成功できます!

私の教えている「楽しく簡単なひとり起業」では、一人で広告宣伝費を使わずに、売上に最短距離の方法なので、毎日の生活が楽しく幸せに変わるのです。

 

こちらが参考になります!サラリーマンがスムーズに起業成功する方法【5つの準備で大丈夫!】

 

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