資格を活かす起業

ヒーラー・セラピストのターゲットの決め方|「困っている人みんな」が、誰にも届かない理由

窓辺で思索する女性 資格を活かす起業

「どんなお悩みの方でも、どうぞ」

ホームページに、そう書いていませんか?

間口を広くしたほうが、たくさんの方に届く。
そう思って書いた一行だと思います。

ところが、問い合わせは来ません。

 

この記事は、ヒーラー・セラピスト・カウンセラーなどで開業されている方、そしてこれから始めようとしている方向けに書きました。

絞るから、その方が「私のことだ」と気づきます

先にお伝えします。 絞っても、お客様は減りません。

「困っている人みんな」に向けた言葉は、誰の頭にも残らないからです。

どれだけ丁寧に書いても、自分のことだとは思ってもらえません。

絞るのは、お客様を減らす作業ではありません。
一人の方に、はっきり届かせる作業です。

この記事では、その決め方を3つの手順に分けて書きます。

 

「みんな向け」の言葉が、頭に残らない理由

たとえば、2つの入口を並べてみます。

「心と体のバランスを整えます」

「夜中に目が覚めて、そこから眠れない日が続いている方へ」

同じ方が、同じ技術で書いています。

それでも、後者を読んだときだけ、読んだ方の手が止まります。

人は、自分が使っている言葉しか拾いません。

「バランス」も「整える」も、悩んでいる方が頭の中で使っている言葉ではないからです。

夜中に目が覚めて困っている方は、「夜中に目が覚める」と考えています。

 

広く書くほど、他の人と同じになります

もうひとつあります。

広く書くと、同じように広く書いている方々と、見分けがつかなくなります。

「心に寄り添います」と書いている方は、たくさんいらっしゃいます。

比べられるのは、そのあとです。
内容ではなく、値段で比べられます。

相場から動けなくなる原因は、ここにもあります。
値段の決め方についてはレイキヒーリングの料金を決めるとき、相場をどこまで参考にしていいのかに書きました。

 

絞るのは、ほかの方を断ることではありません

ここが、いちばん多い誤解です。

コンサルでも、毎回のように出てきます。

「50代の方に絞ったら、40代の方が来られたときに断るのですか?」

断りません。

絞るのは入口の話であって、出口の話ではありません。

決めるのは「最初に、どなたに向けて声をかけるか」だけです。

来てくださった方を、そこで選ぶわけではありません。

実際に、ご相談ではこうお伝えしています。
まず一点に絞って声をかける。
「実は、お子さんがいらっしゃる方も大丈夫です」は、そのあとで足せばいい。

最初から全部を書くから、どれも伝わらなくなります。

 

数えてみると、怖さが消えます

「絞ったら、食べていけないのでは」

そう思われるのは当然です。

そこで、数えてみてください。

あなたが1か月に受けられるのは、何人ですか?

おひとりに90分かけて、前後の準備と記録を入れる。
会社にお勤めなら、平日の夜と、土日のどこか。

多くても、両手で足りるはずです。

 

1万人に好かれる必要は、ありません

ここが、お店や大きな会社との決定的な違いです。

大勢に知ってもらって、そのうちの何%かに買っていただく。
これは、たくさん受けられる人のやり方です。

おひとりずつ向き合う仕事は、逆です。

少ない人数の方に、深く届けばいい。

そう考えると、広く浅く書く理由が、ひとつもなくなります。

 

ターゲットを決める3つの手順

考えて決めるものではありません。
すでに起きたことから、見つけるものです。

 

手順1|いちばん喜ばれた方を、一人だけ思い出す

これまでに受けてくださった方の中で、いちばん喜ばれた方を思い出してください。

無料でも、モニターでも、お友達でもかまいません。

一人です。 何人も挙げないでください。

ここで多くの方が、3人も4人も書き出します。

書き出したものを見ると、年齢も悩みもバラバラです。
横に広がっていて、深さがありません。

一人に決めると、その方の顔が浮かびます。
顔が浮かぶ相手にしか、言葉は書けません。

 

手順2|その方が、来る前に何に困っていたかを書く

次に、その方があなたのところに来る前、どんな状態だったかを書きます。

受けたあとの変化ではありません。来る前です。

  • どんな場面で、いちばん困っていたか
  • 誰にも言えずにいたことは何か
  • 来る直前に、何と検索したと思うか

ここで出てくる言葉が、そのまま入口の言葉になります。

あなたの技術の名前は、一度わきに置いてください。

 

手順3|その言葉で、入口を書き直す

最後に、ホームページやプロフィールの最初の一行を書き直します。

変えるのは、まず一行だけでかまいません。

変えたら、知り合いに見てもらってください。
「これ、誰のことだと思う?」と聞いて、一人の顔が返ってくれば、届いています。

絞ると、ほんとうに響きます。

実際に絞った方は、言葉が具体的になり、ご自身でも説明できるようになっていきます。

※ 成果には個人差があります。すべての方が同じようになるわけではありません。

 

よくある、3つの行き止まり

手順どおりにやっても、止まることがあります。
だいたい、この3つです。

 

一人のつもりが、また横に広がる

書いているうちに「この方にも当てはまる」と思えてきます。

そうして、また全員向けに戻ります。

広げたくなったら、それは当たっている証拠です。
広げずに、もっと深く書いてください。

 

「私が決めていいのか」と迷う

決めるのは、相手を選ぶことではありません。

自分がいちばんお役に立てる場所を、自分で決めるだけです。

誰からも許可はいりません。

 

決めた相手が、来なかったらと不安になる

来なければ、変えます。

一度決めたら、ずっとそのままというものではありません。

実際に声をかけてみて、反応がなければ、別の方に向け直す。
それを繰り返して、だんだん合ってきます。

 

今日できる一歩

紙を1枚用意して、3つだけ書いてください。

  • いちばん喜ばれた方を、一人
  • その方が、来る前に困っていたこと
  • その方が、来る直前に検索したであろう言葉

ここまでで、入口の一行が書けます。

誰に向けるかが決まると、次は「その方に何を渡すか」です。
そちらは何を売ればいいか分からないとき|商品の種の見つけ方に書きました。

全体の順番を先に知りたい方は、ヒーラー・セラピストのための起業術からお読みください。

 

それでも、一人では決め切れないとき

ここまで読んで、こう思われたかもしれません。

「一人に決めるのが、どうしてもできない」

自然なことです。

自分のことは、自分がいちばん見えません。

いちばん喜ばれた場面も、ご本人にとっては当たり前すぎて、価値だと思えないからです。

だから、外から見てもらうのが早いです。

誰に、何を、いくらで売るのかを、3ヶ月で決め切る場を用意しています。

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合うかどうかを確認する時間です。

 

よくある質問

 

絞ったら、ほかの方はお断りするのですか

お断りしません。
絞るのは、最初にどなたへ声をかけるかという入口の話です。
来てくださった方を選ぶという意味ではありません。
「こういう方も大丈夫です」は、あとから足していけます。

いちばん喜ばれた方が、お友達しかいません

それでかまいません。
お友達でも、無料でも、起きたことは同じです。
その方が来る前に何に困っていたかを、思い出してください。

やりたい相手と、求められる相手が違います

よくあります。
最初は、求められたほうから始めてください。
実際にお金をいただけた場所のほうが、確かだからです。
やりたいほうは、続けながら近づけていけます。

一度決めたら、変えられないのですか

変えられます。

ホームページやプロフィールの最初の一行を書き直したら、しばらくそのままにして、問い合わせやメッセージの中身を見てください。

「まさに私のことです」という声が届けば、合っています。
何も変わらなければ、手順1に戻って、別の方を思い出してください。

一人に決めないまま悩み続けるより、一度決めて反応を見るほうが、早く答えが出ます。

 

まとめ

  • 「困っている人みんな」に向けた言葉は、誰にも届きません。
    人は、自分の悩みを言い表した言葉にしか反応しないからです。
  • 絞るのは、最初に声をかける相手を決めることです。
    来てくださった別の方を、お断りするわけではありません。
  • 1か月に受けられる人数を数えてみてください。
    多くても10人前後のはずです。大勢に好かれる必要はありません。
  • 決め方は3つの手順です。
    ① いちばん喜ばれた方を一人思い出す
    ② その方が来る前に困っていたことを書く
    ③ その言葉で、ホームページやプロフィールの最初の一行を書き直す
  • 「ほかの人にも当てはまる」と感じても、広げないでください。
    そう感じるのは、一人の悩みを深く書けているからです。

起業の準備は、次の順番で進めます。

  1. 誰に向けるかを決める(この記事)
  2. その方に何をお渡しするかを決める(→ 商品の種の見つけ方)
  3. それをいくらでお渡しするかを決める(→ レイキヒーリングの料金の決め方)
  4. それをどう伝えて売るかを整える(→ 押し売りにならない提案の仕方)

値段で悩んでいる方も、まずは「誰に」から決めてください。そうすると、あとの3つが決めやすくなります。

 

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