近年、介護業界でもフリーランスとして働く介護士(フリー介護士)が増えています。
雇われている正社員やパートとは異なり、自分でお客様を選び、仕事を作り出し、自由な働き方を選択できるのが大きな魅力です。
しかし、すべての人がフリー介護士として成功できるわけではありません。
フリー介護士として成功するには、どのような条件や資質が必要なのでしょうか?
この記事では、フリー介護士に求められるスキルや成功のポイントを、実際に私の養成講座で活躍している受講生・卒業生の事例を交えながら解説します。

フリー介護士:成功する人の特徴
どのような人が、フリーランスとして成功しやすいか特徴をまとめてみました。
1. 介護の仕事が好きである
- 介護の仕事そのものが好きであることが大前提
- 高齢者と信頼関係を築くことに喜びを感じる
- 介護保険制度では対応できないニーズにも応えたいという想いがある
介護の仕事は、単なる労働ではなく「人と人との関係づくり」です。これを楽しめる人が強いです。

講座に参加して同じ志を持つ仲間の成功や失敗を聞くうちに、迷いがなくなっていったという受講生の声もあります。
今では「参加することに何の迷いもない」と話してくれました。
2. 向上心があって行動できる
介護士をはじめ介護関係のお仕事をしている方は、考え方が「会社員」的になっています。
会社員的な発想とは、会社から仕事を与えられ、決められたことをすれば給料が決まった日にもらえる、そして何かあっても責任は会社、というものです。
このような「雇われマインド」から自分で夢に向かって道を切り開く「起業家マインド」が必要です。
・「雇われマインド」から「起業家マインド」へ切り替えられる
・新しいことを学び、自ら行動に移せる
・「仕事をもらう」ではなく「仕事を作る」という発想
単発の依頼を積み重ねているだけでは、自分の理想とする介護の形はいつまでも作れません。
決められた場所で、決められた指示に従うだけになってしまうからです。
大切なのは、お客様が本当に必要としていることと、自分が提供できることをすり合わせ、それを「自分自身のサービス」として形にすること。
「こんなふうにお世話できたらいいのに」という想いを、実際の提供サービスへと変えていく発想です。
3. 自己管理能力がある
雇われている時には、指定された時間に働けば良いのですが、フリーランスになると働く時間も自由です。
それだけに自己管理能力がないと続けていくことは難しいでしょう。
- 時間管理やスケジュール調整ができる
- 健康管理を意識し、体力維持に努める
- 仕事のストレスをコントロールし、継続的に働ける環境を作る
和歌山県在住・60代の受講生は、正社員としての仕事を続けながらフリー介護士の仕事も並行し、開始1か月目からすでに依頼を獲得。
1年たった今ではフリー介護士の仕事だけで生活していけるだけの収入を得ています
(勤務先から「辞めないでほしい」と言われるほど信頼されながら、両立を続けています)。
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静岡県在住・68歳の受講生は、67歳で講座に参加し、一人暮らしをしながらご自身のペースで活動を続けています。年齢を理由に諦める必要はありません。
フリー介護士:成功に必要なスキル
スキルは学んで身につければ良いものですが、あなたがフリーランスになりたいのであれば、次の4つのスキルを養うと成功しやすいでしょう。
1. コミュニケーション能力
フリーランスになると、あなたの代わりにやってくれる「会社」はありません。
自分で仕事を提案して獲得するだけでも、お客様(介護される本人、家族、関係者)とコミュニケーションを取らないと、仕事がスムーズにできません。
- 利用者やその家族と信頼関係を築く
- 交渉力を活かし、仕事の依頼を獲得する
- ケアマネージャーや地域包括支援センターと連携し、顧客を紹介してもらう
受講開始からまだ4か月ほどの受講生は、以前勤めていた職場から「仕事をお願いしたい」と依頼が来た経験を持っています。
また、料金は自分で交渉し、条件が合うお客様を自分で選んで働くスタイルを確立しています。
2. 創造力と問題解決力
フリーランスになると、何も決まったルールはありません。
- 資格にとらわれずに、あなたの出来るベストな提案を行う
- 介護保険の枠を気にせずに、お客様中心に新しいサービスを柔軟に考える
- 何かの際には問題を素早く解決する
静岡県の受講生は、訪問介護と美容サービスを組み合わせた「訪問介護美容」という独自のサービスを展開。
お子さんが小さいので子育ての時間も大切にしながら、るいさんならではの「訪問介護x美容」という新しい提供価値に取り組んでいます。
3. ビジネススキルを持っている
フリーの介護士は「起業家」としての側面も持っています。
それは仕事をくれる「会社」がなく、全て自分で決める必要があるからです。
- 顧客のニーズを発見し、サービスを提案する
- 顧客を開拓して仕事を獲得する
- 嫌な仕事は受けない、お客様を選べる
- ハラスメントがあれば毅然と対処し、必要なら仕事を辞める判断ができる
ある受講生は、2時間を最低受注時間に設定し、1回あたり7,000〜8,000円を確保するスタイルを確立。
別の受講生は1時間3,500円からのミニマム料金を設定するなど、それぞれが自分に合った価格設計を行っています。
4. 仕事の質と柔軟性が高い
- 利用者の希望に合わせた個別対応ができる
- 時間やサービス内容、料金を柔軟に調整できる
- より質の高い介護を提供し、高単価でも利用者に選ばれる
- 地域密着型のサービスを展開し、信頼を獲得する
東京都調布市在住の受講生は、講座開始から3か月ほどのタイミングで、知人の紹介から97歳・一人暮らしの男性の担当に。
最初の1週間は7日中6日、計17時間ほど関わりましたが、今は本業後の平日夜1〜2時間と、休日の半日ほどのペースに落ち着き、本業と合わせて月10万円台後半〜20万円弱の収入を得ています。
起業の基本を学ぶことで、「雇われて働く」から「自分で考えて働く」ように変われます。
フリー介護士としての成功例
成功するフリー介護士の具体的な例として、以下のような受講生・卒業生がいます。
- 創業当初からの卒業生 — 3年以上フリー介護士として生計を立て続け、海外旅行にも行けるゆとりを得ている
- 和歌山県在住の受講生(60代) — 開始1か月目から仕事を獲得し、1年でフリー介護士の収入だけで生活可能なレベルに
- 静岡県在住の受講生(68歳) — 67歳で学び始め、一人暮らしをしながら自分のペースで活動中
- 静岡県在住の受講生(30代) — 子育てと介護の仕事を両立。訪問介護と美容を組み合わせた独自サービスを展開
- 東京都在住の受講生 — 本業を続けながら、紹介から得た顧客と着実に信頼関係を築き、月20万円弱の副収入を確立
一つの目安として、週1回の泊まり込みなど安定した顧客を1件確保できれば月10〜20万円、こうした顧客を2件ほど持てれば、フリー介護士の仕事だけで生活していくことも十分可能な水準になります。
いきなり完全にフリー介護士として生活を目指さずに、今の仕事を続けながら副業として始める方法をお勧めしています。
フリーの仕事が増えてきたら、お勤めの勤務日数を減らし、働き方を少しずつ理想の形へ変えていく方が多いです。
少しずつ変えていくから、生活に支障がなく、夢を実現できるのです。
まとめ|フリー介護士で自由とやりがいを手に入れる
フリー介護士として成功するには、介護の仕事が好きであることが大前提。
その上で、起業家精神、ビジネススキル、柔軟性、コミュニケーション能力などが求められます。
時間の自由度が高く、自分のペースで働ける一方で、仕事を自ら作り出し、適切に価格を設定し、顧客との信頼関係を築く力が必要です。
・介護の仕事が好きである
・向上心と行動力がある
・自己管理能力とビジネススキルがある
これらが揃えば、時間や場所に縛られず、やりがいと経済的安定を両立できる働き方が可能です。
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