「フリー介護士になったら、どれくらいで仕事が取れますか?」
「生活できるくらいの収入になるまで、どのくらいかかりますか?」
「本業を続けながら、本当にできますか?」
こうした質問をいただくことがあります。
もちろん、不安になる気持ちはよく分かります。
生活がありますから、収入のことを考えるのは当然です。
ただ、私はここで一つ、はっきりお伝えしておきたいことがあります。
安定した収入を一番に求めるなら、フリー介護士はおすすめしません
安定した収入を一番に求めるのであれば、私はフリー介護士をおすすめしません。
毎月決まった日に、決まった金額が振り込まれる。
何時間働けば、いくらもらえるかが決まっている。
そういう安定を一番大切にしたいのであれば、固定給のある介護施設や会社に勤める方が合っています。
フリー介護士には、
「これだけ働けば、必ずこれだけ稼げます」
という保証はありません。
半年後に月30万円稼げる保証もありません。
1年続ければ必ず独立できる、というものでもありません。
資格試験のように、
「このテキストをこれだけ勉強すれば、合格できます」
という世界ではないからです。
それでも私がフリー介護士という働き方を勧める理由
では、なぜ私はフリー介護士という働き方を勧めているのでしょうか。
それは、
何かを実現したい人にとって、とても可能性のある働き方だからです。
施設ではできなかった介護を、自分の仕事として形にできる
たとえば、
「施設では時間に追われてしまって、自分が本当にしたい介護ができない」
そう感じている人がいます。
もっとゆっくり話を聞いてあげたい。
買い物に一緒に行ってあげたい。
家族のように寄り添いたい。
でも、施設の勤務ではなかなかできない。
そういう人がフリーになることで、
自分が本当にやりたかった介護を、自分の仕事として形にできる。
私は、これこそフリー介護士の理想的な形の一つだと思っています。
施設で「やりたい介護ができない」と感じた介護士が、実際にどんな道を選んだのか。
そのような方のために、【第一話】介護現場で見た諦めの正体|なぜフリーランス介護士は介護旅行を選んだのかという記事を書きました。
趣味・資格・人生経験を、介護と組み合わせる
また、
介護の経験だけではありません。
昔から続けてきた趣味。
取得した資格。
人生経験。
得意なこと。
こうしたものを介護と組み合わせて、自分だけの仕事にすることもできます。
「せっかく取った資格を仕事にしたい」
「自分の経験を誰かの役に立てたい」
「自分だからできる仕事を作りたい」
そう考えている人には、フリーという働き方はとても面白いと思います。
ただ、資格を取っただけでは、なかなか仕事にはなりません。
もし興味があれば、介護美容の資格を取ったのに仕事にならない…その理由と、次に進むための考え方をご覧ください。

「今より収入が高くなりそうだから」だけなら、おすすめしません
逆に、
「今より収入が高くなりそうだから」
という理由だけでフリー介護士になりたいのであれば、私はあまりおすすめしません。
フリーになれば、必ず収入が上がるわけではありません。
仕事が多い月もあれば、少ない月もあります。
自分でお客様を見つける必要もあります。
自分で考え、動き、改善する必要もあります。
ですから、
「何時間働けば、いくらもらえるのですか?」
「いつになったら生活できる金額になりますか?」
「そこは保証されますか?」
という答えを最初に求める人にとっては、フリーという働き方そのものが合わない可能性があります。
それでも、毎月の収入が読めないことが心配で、一歩を踏み出せない方もいると思います。
そのような方のために、フリー介護士で生活するには?収入を安定させる現実的な方法という記事を書きました。
フリー介護士で月30万円、40万円を稼いでいる人もいます
実際には、フリー介護士として月30万円、40万円ほどをコンスタントに稼ぎながら、以前よりも時間に余裕のある生活をしている人もいます。
講座を手伝ってくれている武田さんも、その一人です。
武田さんがどのような仕事をしているのかは、【実例】認知症の高齢夫婦を自宅で支えるフリー介護士|泊まり込み1回4.3万円の働き方という記事で紹介しています。
だから、
「フリー介護士では稼げない」
ということではありません。現実に収入を作っている人はいます。
たとえば、フリー介護の仕事を東京で見つけて、石川県と都内で、新幹線で往復する二拠点生活をしている男性もいます。
武田さん以外にも、理想的な働き方や暮らし方に、少しずつ近づけ充実した毎日を送っている人が大勢います。
ただし、誰にでも同じようにできるとは言いません
ただし、
それが誰にでも同じようにできるとは、私は言いません。
そこは保証できません。
本人がどれくらい行動するのか。
どれくらい試行錯誤するのか。
うまくいかないときに改善できるのか。
途中で諦めないのか。
結果は、そうしたことにも大きく左右されます。

「誰かが何とかしてくれる」と考えないこと
特に大切なのは、
「誰かが何とかしてくれる」
という考えを持たないことだと思っています。
講座に入れば先生が仕事を持ってきてくれる。
講座に入れば必ず稼がせてもらえる。
言われた通りにやれば成功を保証してもらえる。
そういうものではありません。
私たちは、できる限り方法を教えます。
一緒に商品を考えます。
集客の方法も考えます。
うまくいかないときは修正します。
でも、最後に行動するのは本人です。
フリーという働き方は、誰かに保証してもらう働き方ではなく、
自分で選び、自分で作っていく働き方
だからです。
保証がないからこそ、やりたいことを仕事にできる
これは厳しい話に聞こえるかもしれません。
でも私は、むしろ逆だと思っています。
保証がないからこそ、
自分のやりたいことを仕事にできます。
会社が決めた仕事だけをする必要もありません。
自分の経験や得意なことを組み合わせることもできます。
働く時間も、少しずつ自分で決められるようになります。
働く時間や仕事の量を自分で決めている受講生の例として、「1日1件」と決めて楽しみながら働く、65歳のフリー介護士という記事も書きました。

最初に考えてほしいのは「いくら稼げるか」ではありません
だからこそ、一番最初に考えてほしいことがあります。
それは、
「いくら稼げるのか」ではありません。
「自分は何をしたいのか」
です。
挑戦する意味がある人
施設ではできなかった介護をしたい。
困っている人の役に立ちたい。
自分の資格を仕事にしたい。
自分の経験を収入に変えたい。
もっと自分らしく働きたい。
そういうものがあるなら、挑戦する意味があります。
無理にフリーになる必要はない人
反対に、
安定した収入が一番大事。
失敗したくない。
確実に収入が増える保証が欲しい。
そう考えるのであれば、無理にフリーになる必要はありません。
固定給で働くことも、立派な選択です。
フリー介護士養成講座は、安定を保証してもらう講座ではありません
私は、すべての介護士さんにフリーになってほしいとは思っていません。
向いている人と、向いていない人がいるからです。
フリー介護士養成講座も同じです。
安定を保証してもらいたい人のための講座ではありません。
自分の中に、
「こんな介護をしてみたい」
「こんな仕事を作ってみたい」
「一度、自分の力で挑戦してみたい」
というものがある人のための講座です。
会社を辞めずに、小さく始めればいい
最初から会社を辞める必要もありません。
いきなり生活費のすべてをフリーの仕事で稼ぐ必要もありません。
今の生活を守りながら、小さく始めればいい。
まず一人のお客様に喜んでもらう。
そこから考えればいい。
勤めながら始めるときは、職場の就業規則が気になる方も多いと思います。
そのような方のために、就業規則に「副業禁止」と書いてあっても、介護の仕事は個人で受けられます|会社が止められる4つの場合という記事を書きました。
何から順番に始めればよいか知りたい方は、介護保険外サービスを個人事業主で始める方法|一人で小さく始める順番をご覧ください。

まとめ:「私は、フリーになって何を実現したいのだろう?」
私が大切にしているのは、
「安心できる保証を全部そろえてから始めること」ではなく、
「実現したいことのために、小さく挑戦してみること」
です。
だから最後に、自分にこう問いかけてみてください。
「フリーになったら、いくら稼げるだろう?」
ではなく、
「私は、フリーになって何を実現したいのだろう?」
その答えがある人にとって、フリー介護士という働き方は、とても面白い選択肢になると思っています。
フリー介護士という働き方を、まだよく知らない方も多いと思います。
興味のある方は、まず次の記事をご覧ください。
介護士が起業して成功する方法
フリー介護士という働き方を、くわしく知りたい方へ
ここまで読んで、「自分には、やってみたい介護がある」と感じた方もいると思います。
フリー介護士養成講座では、自分のやりたい介護を仕事にするために、商品の考え方や集客の方法を一緒に考えています。
フリー介護士という働き方と講座の内容は、次のページでご覧いただけます。
フリー介護士とは?|介護の経験を活かして自由に働く新しい働き方



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